SEEK

SEEK

Step out, Explore, Enjoy, Keep track of nature

自然を探求し、楽しむために、野に出よう。そして記録を残そう。

 私達をとりまく世界には、どんな生物が棲んでいるのでしょう。去年と今年、あるいは10年前と今は何か違うのでしょうか・・。

 周りの自然に目を向け、それらを記録することは、自分が含まれる世界を知ろうとする素朴な探求であり、楽しみであり、生物多様性の観点で地域の環境を考える初めの一歩でもあると思います。

 TEIKAには、自然好きの学生がたくさん在籍しています。特定の動物分野にめっぽう詳しい人、素晴らしい生物写真を撮っている人・・。自然系サークルでは特定の調査地を継続して調査していたり、学科の実習でもたくさんの自然観察が行われていますね。それらの自然観察の記録をまとめて閲覧できる場所はなく、埋もれている情報がたくさんあります。個人が記録した情報は断片的であっても、集積することで価値が出てくるかもしれません。通学の途中で、あるいは実習などで観察した自然の情報や写真を記録し、一つのスペースで共有するプロジェクトに参加しませんか? 特定のテーマ(例えば外来動物の観察記録とか・・)を設定して、チームで取り組んでもいいですね。活用のアイデアはあなた次第!

 さあ、自然の中にでかけよう!

SEEKとは

概要
 SEEKは位置情報を含んだ生物の観察記録の入力、共有、検索、マッピング等を省力化するシステム、またそれを使った活動のことです。スマホやパソコンなどを使って、どこからでも情報を入力することができ、仮想サーバー上に自然情報を一元的にまとめ、マッピングを自動化します。一つのプラットフォームを、大学やネイチャーセンターで共用して運用します。連携して情報を共有することによって、より広域をカバーしたり、地域間を比較できるなど、情報価値を高めることができると考えています。

SEEKの名称
 SEEK ※ Step out, Explore, Enjoy, Keep track of nature のアクロニムです。このプロジェクトやシステムをSEEK、参加者をSEEKerと呼ぶことにします。たくさんの人がフィールドに出て自然観察を楽しみ、地域の自然に目を向けて、観察記録を共有するようになること期待して名称を付けました。ぜひSEEKerとして活動に参加してください。

メリット
 GISなどを使った情報のマッピングは、これまでも行われてきました。しかし、GISソフトの習得がけっこうたいへんなことや、GPSで記録しても情報をパソコンに移して処理するなどの手間がかかることが実用性の課題となっていました。SEEKはスマホのGPS機能や、Googleマップのような一般の地図ソフトを使っており、特殊な機器や知識を必要とせず作業が簡単です。データを入力すると同時にマッピングされ、データの検索も可能です。ファイルへの書き出しもできますので、SEEKを活用して個人のプロジェクトを行うことも可能です。

SEEKの運営
 帝京科学大学古瀬研究室がOPEN AIR LAB、学外の団体と協力してプラットフォームを設定し、運用を開始しました。地域連携事業として主旨に賛同するネイチャーセンター、自然関連団体にプラットフォームを公開し、情報を共有します。一定の了解要件のもとに参加団体は、自由にプラットフォームを使い、情報を共有することができます。

SEEKを使用した活動の例

(新しいウインドウが開きます)

「KUMAP」くま目撃マップ(外部リンク)

「SARUMAP」奥多摩ニホンザル目撃情報(外部リンク)